そろばんを習わせて本当によかった

そろばん 体験

父投稿

いちの父です。

そろばんを習わせて本当によかった。

なぜ今そろばんなのか?

最近の習い事ランキングを見ていると、

英会話、ダンス、プログラミングなどが小学生に人気のようです。

習い事を何にしようか考えたときに、まず大きく分けて「体」を使うか「頭」を使うか、

どちらの方向の習い事にしようか悩みました。

いちは私からみて、運動が苦手で「頭」を使う方が向いてそうだなと感じていたので、

長所を伸ばす「文系」の方向に決めました。

 

色んな習い事があるなかで「そろばん」に決めたのは、

今でもわたしの記憶に残っている1つの体験からです。

それは、社会人として働くようになったある日の休憩時間、

テレビの番組でフラッシュ暗算を解く場面が映し出されたときのことです。

その番組を一緒にみていた後輩社員が「僕もできますよ」と言って

見事に正解してみせたのです。衝撃でした。

ああいうのは相当な訓練を積んだ人にしかできない芸当だと思っていたからです。

その後輩社員によると、小学生の頃にそろばんを習っていたから暗算が得意で、

そろばんが頭に浮かぶまで通えば、自転車に乗るのと同じ感覚で、

いつまでも忘れることなく頭の中でそろばんをはじくことができる、ということでした。

 

そろばんを習うメリット・デメリット

そろばんを習わせたことで私が感じたメリットを2つ挙げます。

 

1つ目は「計算力の向上」です。

そのままですが、何がすごいかというとその副産物です。

計算力向上により計算問題を時間短縮できることで、

その他の問題、また違う学習の方に時間を多く使うことができます。

「計算が早い」ということは、こどもの「自信」につながり、

自信を持つと学校でも家庭でも学習に積極的に取り組むようになっていきます。

これから何年も付き合っていくであろう「計算」に対して苦手意識から入ることなく、

得意分野と感じておくことは、それだけでもプラスだと思います。

 

2つ目は「集中力が身につく」ことです。

そろばんは指をすばやく動かしながら、脳も高速回転させています。

目で数字を追いかけながら指先と脳に神経を集中させた状態で他のことをやるのはまず不可能なので、

繰り返していくうちに自然と集中力が身につきます。

 

デメリットについては、月謝等の費用がかかることが考えられますが、

他の習い事と比較しても安く、費用対効果も高いと感じているので、

うちの場合はデメリットに感じませんでした。

 

教室選びについて

「そろばん」を習わせることを決め、次は「どこ」の教室に通うかを考えました。

通っている小学校から近いそろばん教室は、通うのに好都合だけど、

友達や顔見知りがたくさんいると、きっと集中できないだろうという理由で、

あえて少し離れたそろばん教室に通わせることにしました。

教室の開いている曜日が決まっておらず、

好きな日に通うことができるのもその教室を選んだ決め手でした。

 

そろばんを習う前に身につけておきたいこと

そろばんを習っていくうえで絶対的に必要なものがあります。

それは「九九」です。

 

そろばん上達の早さは、「九九」が頭に入っているかどうかに大きく左右されます。

最初のころは足し算引き算から入るので躓くことはないかもしれません。

しかし、そろばんに慣れた頃には掛け算の「暗算」に移っていきます。

せっかくスムーズにいっていても、この掛け算に突入した時点で九九が頭に入っていなかったら、

そろばんをいったん中断することになりかねません。

そうなってしまっては時間効率がぐっと下がってしまいますし、

なにより子どものモチベーション低下に繋がってしまう可能性が大きくなります。

いちには小学校にあがる前から九九を覚えさせるようにしていました。

よくある方法ですが、お風呂場に九九の表を貼って一緒に声を出して繰り返し読んだり、

掛け算プリントをひたすら繰り返す方法です。

九九に関しては、頭で考えて覚えるというよりも、

式と答えをセットで記憶してしまうようなやり方が良いでしょう。

 

小学1年生で九九は習いません。

 

子どもに早い段階でそろばんを習わせようとお考えの方は、

そろばんを習わせる前に、まず「九九」を覚えさせることが上達の近道です。

 

そろばんを習って二年半の現在

小学1年生から習い始めて約二年半、週3日、1日1時間半程度の頻度で通い、

「今日はあんまり乗り気がしない」と言って休んだ日も多くありましたが、

「そろばん準3級」、「暗算準2級」、「フラッシュ暗算3段」まで漕ぎ着けました。

今ではテレビの歌番組など複数の審査員が得点を出すような場面をみると

自然と頭の中で計算してしまうクセが付いたようで、

合計点が表示されるよりも早く点数を声に出しドヤ顔をしています。

ドヤ顔が気になる点はひとまず置いておきますが、

計算の早さと正確性に純粋に感心してしまいます。

計算に自信がつくことで回りの友達からも「すごいね」と言われることが増えたと言っていますし、

学校での学習、友達関係にも相当プラスに働いているように感じます。

 

本人には頭に自然とそろばんが浮かんでくるようになっていれば、

いつでも習い事の「そろばん」はやめても良いよと言っていますが、

まだもう少し続けると言っています。

 

今思えば私も計算が遅くて数学テストは最後の難しい問題にたどり着くまでに

時間が足りないことがあったなと、

そうなる前の小学生の頃の自分に「そろばんに通え〜」と声を掛けたいくらいです。

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